not only Mariage ...

「去年は色々とあったなぁ...」
なんて思うも、意外に昨年の繋がりで何だかんだと引っ張られていたりする。
新しい年となっても1週間も過ぎると、いつもと何等変わらない状態に。まぁ、年が替わったところで単なる時間の連続体の中にあるわけなんで、そんなものかもしれない。
要は自分が変える/変わる気がなければ何も変わらないというところか。海の向こうでも"CHANGE"を謳って、少なくとも史上初を勝ち取った人もいたりする。
というわけか、気分を新たにしようかという勝手な思い込みを自分に対して表現すべく、たまには基本に戻ってPartagasのSerie D No.4をチョイス。確かに随分と久しぶりな感じがする(実際はどうか覚えていないが、そんな感じはする)。

Serie D No.4といえば、Cigarを始めた頃にショップで勧められたうちの1つ。他には、CohibaのSiglo Ⅱ、DavidoffのGrand Cru No.2、Romeo y JulietaのExhibicion No.3あたりだったか。始めたばかりですという人にも、それぞれに個性がはっきりしていて、口当たりも良く、無理なく入ることができる良い選択をしてもらえたと思う。
またSerie D絡みでは、時々覗くCigarのサイトでEdicion Limitada 2008のSerie D No.5が評価されていたので、こちらも機会があれば試してみたいと思う。

さて火を点けてみると、状態も良くしっかりとしもので、スタンダードな印象を改めて受ける。横への広がりというよりはストレートな感じ。葉がまだこなれていないのか、ちょっと固い感じもするが、木をローストしたような香ばしさやビターチョコレートといったアロマは感じられる。
いつも通りスタウトをチビチビやりながら燻らせる。Cigarが中盤に差し掛かり、アロマがふわりと大きく感じられるようになったところで、グラスをChange。

たまにはカルバドスも良いなと、こちらも久しぶりなLemorton 1926。原料は、洋梨80%、リンゴ20%とのこと。飾りっ気がなくスマートなブーケ。ほの甘い香りはナチュラルな品性を保って、引っ掛かりが全く感じられない。たっぷりとしたタイプのブーケではないが、こぢんまりとまと小さくまっているわけでもなく、グラスに鼻を近づけると、その周りの空気と同化したような佇まいで香る。
テイストの方も飾りっ気のないもので、柔らかいけれどもドライな感じ。ワザとらしさがなく、ナチュラルに丁寧に作ったらこうなりました的なところが、とても好印象。
奇を衒うこともなく、全うにとても丁寧に作られていることが素直に伝わってくる。

 

200901242.jpgSerie DとLemortonの相性としては、共にドライなところがあるため、特にマリアージュという感じではないが喧嘩するわけでもなく、シガーのロースト香とカルバドスのほの甘い中にある燻香の相性が良く、適度に距離をとりながらも手を繋いで一緒にいますといった感じ。
楽しんでいるこちらとしては、シガーとカルバドスを天秤にかけながら、シガーを手にしている時はそちらの皿の上で、グラスを手にしている時はカルバドスの皿の上で、と行ったり来たりして楽しみの場をChangeしながら遊べる。ただ、天秤棒を介して繋がっているので、もう一方も見通しながら遊べるところが良い感じ。

深い意味はないですが、MariageもいいけどChangeもいいなぁ、といった微妙な感じも悪くないですよね。


西郷


2009年01月24日
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