ピート

クレインに入ってすぐのL字カウンターの折れてる所。灰皿の中に置かれている土みたいな物体にお気づきでしょうか?あれがピートです。

 

200902051.jpgウィスキーに興味を持った人なら一度は聞いたことのある言葉だと思います。でも実際に見たことのある人は少ないのではないでしょうか。

ピートは日本では泥炭と呼ばれ湿地に見られる物です。スコットランドでは暖炉の薪代わりに今でも使用されています。

ピートはヘザーやミズゴケなどの様々な植物からなるもので分解されるまでに何千年もの年月がかかっています。そうして部分的に炭化した植物が蓄積したものです。浸水地によくみられ、スコットランドには泥炭地が100万ヘクタール以上、スコットランドの全表面積の12パーセント以上をしめています。泥炭地で有名なのがスコットランド北部のサザーランドやケースネス、アイラ島やオークニー島など。スコットランド以外でもピートはあり、アイルランドにも泥炭地が豊富にあるが現在アイルランドのウィスキー造りにはピートは使用されていません。日本でも北海道に見られます。

 ピートは使用前に地中から掘り出され余分な水分を天日乾燥によって乾燥させます。十分に乾燥させるには4週間以上かかります。それから燃料として使われます。

200902052.jpgスコッチウィスキーの最も特徴的で主張の強いアロマとフレーバーはピートのフレーバーで一度、口にしたことのある人ならすぐに思い出せるあのスモーキーさはこのピートからなるものです。

ウィスキー造りでは、まず麦を発芽させ麦芽にするのですが、麦の成長を止めるためにピートを焚いて麦芽を乾燥させ成長を止めます。この作業はキルニングと呼ばれています。この時のピートの焚き具合によってヘビーピートのウィスキーやノンピートのウィスキーになります。ノンピートの場合はピートではなく、石炭で乾燥させます。

数年前から色々な蒸留所のヘビーピートのウィスキーやノンピートのウィスキーがリリースされているので是非飲んでみてください。

 

田中


2009年02月07日
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