1月のBGM 「元旦が満月」
新年明けましておめでとう。今年はどんな年になることやら。でも元旦と満月が重なるのも何年振りか、除夜の鐘のころ、天上で煌々と輝き鐘突き堂の屋根が白銀に輝いていていました。BGM今年もよろしく。よりお酒が美味しくなるような選曲にしたく思っています。1月はちょっと正月気分の優しい曲中心に、いかがでしょうか。
1、ドレスデン・シュターツカペレ、ガラコンサート、ウインナワルツの夕べ
《R ケンペ(Con)ドレスデン・シュターツカペレ》
新春のお約束ウインナ・ワルツを。今ドイツ・オーストリア圏で最も上手いオーケストラは?と聞かれたら、今の私はウイーンフィルでもベルリンフィルでもなくこのドレスデン・シュターツカペレと答えるでしょう。テクニックはともかく、そのオーケストラの持っている音楽性に痺れます。そのメンバーが本当の職人指揮者ケンペとともに、優しくも襟を正した演奏をしています。
2、ショパンピアノ名曲集《M プレトニョフ、S ブーニンetc(pf)》
クレインお約束のショパン。それも古いところでは、A コルトーから最近実力ナンバー1の一人、R アンフィネスまでそろえたオムニバス。多種多様のショパン演奏が楽しめます。演奏されている曲もショパンの中ではお約束の有名曲ばかり。万華鏡のようなショパンをお楽しみ下さい。
3、クライスラー、ヴァイオリン名曲集《R ボベスコ(Vn)W ヘルヴェック(pf)》
クライスラーの有名名曲を往年の女流ヴァイオリニスト、R ボベスコが思い入れたっぷりに演奏しています。以前にも書いていますが、テクニックは今の若手のほうがずーっと上。でも音楽ってそれだけでは無いのですよね。底冷えする夜に赤々と燃える暖炉の前で美味なシングルモルトでも飲みながら聴きたい演奏です。
4、ベートーヴェン、交響曲4番、7番《P ヤルヴィ(Con)ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン》
クラッシック音楽界はここ数年「のだめカンタービレ」に振り回されたような感があります。そのドラマのテーマ曲となったのがこのシンフォニー7番です。千秋コンダクターのいたって伝統的な演奏ではなく、今最も戦闘的な指揮者、P ヤルヴィの演奏を選んでみました。早急なテンポ。激しい強弱、鋭いリズムと、最新研究によるベートーヴェン時代に遡る演奏形態の考証を土台とした表現は言え、まさに現代の世情を現わしているとも言えるのが面白いと思います。
5、J・S バッハ、チェンバロ名曲集《曽根麻矢子(krv)》
バッハのクラヴィーア(チェンバロ)名曲集を曽根麻矢子が颯爽と演奏しています。でもバッハの音楽の奥深さ、メロディの美しさが伝わってくる演奏です。多くのクラシックファンにとって、バッハに始まるかどうかは別として、バッハは最後に行き着く所に存在しているのでしょう。




