3月のBGM 「春の交響曲」
行く人あり、そして新たな出会いあり、季節の変わり目は年度の変わり目。新しい事を始める時期ですね。新しい事に挑戦し、よりいっそうの美味に出会いたいですね。それはもちろん眼、耳、鼻、舌、そして感覚のすべてを喜ばしてくれるものに。今月もちょっと早春を意識して優しい音を中心にして色々と取り揃えてみました。いかがでしょうか。
1、 シューマン、交響曲,第1番「春」3番「ライン」《O スイトナー(Con)ベルリン・シュターツカペレ》
先日亡くなった指揮者、オトマール・スイトナー。私にとっては最も多くの感動を与えてくれた人でした。ご冥福を祈ります。もし現役だったら巨匠の仲間入りしていたのでしょうけど。このシューマンの交響曲も生き生きとしていて歌心にも溢れ、でも構成感はは崩れていない素晴らしい演奏をしています。なお1番は初稿での演奏のため、普段聞くのとはちょっと違います。
2、シューベルト、ピアノ5重奏曲「ます」他《A ブレンデル(pf)ツートマイヤー(Vn)他》
春らしい暖かく生き生きとしたメロディを楽しんでください。希代のメロディスト、シューベルトの面目躍如と言う感じの室内楽です。でもこの曲オーディオファンにはもう一つの楽しみが。低音部をコントラバスが支えているのですが、それをどれだけクリアに再現できるかなのです。先日引退したブレンデルとその仲間が演奏しています。
3、ショパン、プレリュード他《M-J ぴリス(Pf)》
お約束のショパンを今ピアニストとして巨匠の域に入りつつあるピアスの演奏で。優しく繊細な表現の中にも秘めたる強さが伝わってきます。
4、イタリア・オペラ序曲集《チョン・ミュン・フン(Con)サンタ・チェチーリア・オーケストラ》
チョン・ミュン・フン、オーケストラの特性を本当に上手く活かす指揮者です。ここでもイタリアのオケで湧き上がるような音楽を生み出しています。バロック前期のモンテヴェルディからヴェズリモのマスカーニまでイタリア・オペラの序曲を網羅しています。
5、モーツアルト歌曲集 《E シュワルコップ(Sp)W ギーゼキング(Pf)》
20世紀最高のソプラノの1人です。でもなんて可愛い歌い方なのでしょう。未だにこの録音を超える物には出会っていません。そしてピアノ、ギーゼキング。彼も20世紀前半最大のピアニスト。素晴らしい録音です。





